2007年2月 1日 (木)

新たな挑戦

今週より会社を移り、新たなポジションで仕事を始めました。
某スポーツブランドでのマーケティングの仕事となります。

このブログでも仕事関連の日記を書くと思いますので、やがてみなさんも、どのブランドか想像がついてくるかも知れません。

新年早々新たな挑戦が始まります。
それによってこのブログの内容をより幅広く、深くしていけるようにしていきたいと思います。

なるべく、頻繁にアップすることを目標に。

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2007年1月24日 (水)

自分ブランドのつくり方

最近、「自己ブランディング」という言葉をよく耳にします。

集団の中のワン・オブ・ゼムではなく、ユニークで特別な存在になりたい、という気持ちは誰しも共通するところではないでしょうか。

自己ブランディングにおいても、マーケティングの基本"ターゲティングとポジショニング"を考えることはとても重要です。

誰に対してメッセージを発するのか?
どのような差別化を持ってメッセージを発するのか?

差別化を考えるにおいては、自分の強みをどう表現するのか?
というポイントを熟考するのが肝腎です。

一見、弱みと思われるようなことを逆手に取って、差別化に変換するという手もあります。
例えば、「平面的で特徴のない顔」が弱みと思っていても、とても似合うメガネをかけることによって、「メガネの似合う奴」って差別化を生み出し、ブランディングすることが出来るかも知れません。


ビジネスにおいて、誰にでもできる効果的な差別化の一つをお伝えしましょう。


それは、朝早く出勤すること。

とてもシンプルです。

多くの人が10時に出勤するなら、9時前に
9時に出勤するなら、8時前に仕事を始めることです。

毎朝、早起きするのは大変ですよね。
だからこそ差別化になるのです。

まず、「自己管理ができる奴」という評価が生まれます。

早く出勤することは、意欲の現れであることから、「意欲と熱意の高い奴」という評価も生まれます。

そして、最大のメリットは、午前中の仕事は午後よりもはるかに効率がいい、ということです。

つまり、早く仕事を始める習慣がつくと、仕事の効率に他者と明確な差をつけることができているのを実感します。
毎日だから、やがては凄い差となって現れるのです。
*おのずと残業も減ります。

そして、「仕事の早い奴」、「仕事のデキル奴」という評価が生まれてくるのです。

あまり意味のない飲み会への出席は極力避けて、明日から、朝早く仕事を始めてみてください。
あなたの自己ブランディングがスタートしますよ。


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2007年1月20日 (土)

ブランドが約束を果たせないと...続き

不二屋のような事件をどうしたら防ぐことができるのでしょうか?

例えば、CSRという考え方がありますが、広報セクションがCSRを一生懸命やっていれば、大丈夫という考え方をトップが持っているとしたら、その会社は危険です。

このようなマインドセットを持っているトップ自体にも大いに問題があるということです。

倫理観のある文化を造り上げ、会社の使命と価値を社員全員に浸透すべく、自ら先頭に立って動くトップであることが(ロールモデルであり、リーダーであること)必要です。


日本の会社で、経営理念が社員にしっかり浸透している会社はどれ位あるでしょうか?
HONDAイズムのホンダや、改善を徹底追及するトヨタなど、優れた会社ではかなりのレベルで浸透しているのでしょう。

しかし、大抵の会社では、経営理念とは社長室の額縁に入っている創業者の理想論、って感じで一般社員は、「私には関係のないこと」というようなノリです。

このようなノリは、不二屋事件のようなことを生む温床になるのです。

不二屋事件のようなことを防ぎ、素晴らしいブランドであり続けるためには、社員全てがブランド自身を代表できる必要があるのです。

例えば、ディズニーでは、アルバイトと言えどもしっかりとディズニーブランドを代表できるように教育されます。ディズニーとしてのサービスに妥協は許されません。


では、優れた企業は、具体的にはどのようなことをしているのでしょうか?

まず必要なのは、
企業の使命を定める事:その企業が社会に対して貢献すべき事は何か?
企業のビジョンを定める事:その使命をもって、何を目指すのか?
企業が生み出すべき価値を定める事:その企業が顧客を始めとする関係者に提供すべき価値とは何か?
これらを、Mission, Vision & Valueといいます。
*大抵、valueの中に、Integrity(誠実)などの規定があり、不二屋事件を起こした原因となるような行為を認めないというような定めが表現されています。

でも、定めただけでは、社長室の額縁の中のものに過ぎません。
肝心なのは、それらを全社員に理解してもらい、同意してもらいながら、根気よく浸透させる事です。

人事部を中心として、このMission, Vision & Valueの浸透セッションをしっかりと行うことが大事なのです。
*私がかつて働いていた外資系アパレル企業では、1年に2回ほどこの浸透セッションがありました。セッションには、ほぼ半日を費やしていました。
社員の時間給の合計を考えると、会社として凄い額の投資をしていることになります。

そして何よりも肝心なのは、これらを人事部任せにするのではなく、トップ自らが音頭を取り、情熱とリーダーシップを持ってこの浸透を進めることです。

このようなことをしっかりやってはじめて、「全ての社員がブランドを代表する事ができる」というような理想の形に近づくことができます。

呆れた謝罪会見をする社長さん達を観ていると、これらことをちゃんとやっている社長が日本に何人いるのか、と思ってしまいます。

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2007年1月18日 (木)

感性マーケティング

先日、感性マーケティングということに関してのセミナーを聞きにいっていました。

「脳の気分」を捕らえることが重要なマーケティングになるとの内容でした。

脳の気分とは、
●潜在脳にふと浮かび、人々の快・不快を作り出しているもの
●ひいては、無意識の行動に強く関与している脳のイベント
(株式会社感性リサーチによる定義)
とのことで、基本的に年齢、性別、時代の流れなどによって異なるそうです。

恐らく、この定義を聞いただけでは、何のこっちゃわからないと思います。

はっきり言って、「気分」という言葉が混乱を招いていると思いますが、もう少しわかり易く言うと、「もの感じ方」が年齢、性別などによって異なっているということです。
そして、この違いをしっかりと捕らえると、マーケティングとして有用だということです。

例えば、
11歳ぐらいまでのこどもは、P、B、Fで始まる語感が好き
プリッツ、ポッキー、チュッパチャップス 
バービー、ファンタジー など

12−17歳の男の子は、G、B、Dで始まる語感が好き
ゴジラ、キングギドラ、ガンダム、ザグ など

面白いのは、「ババー、デブ、ブス」という言葉を若い男の子が好んで用いる、という理由の一部がここにあるということです(連発すると確実に女性に嫌われる言葉ですが)。

ガンダムがここまでのブランドになったのは、ザグ、ゲルググ、ギャンなど、男の子達が好む絶妙なネーミングが影響しているのかも知れません。


それにしても、ガンダムには凄い先見的マーケティングアプローチが沢山詰まっています。

ところで、主題歌の歌い出し、もえ上がれガンダム♪♪ というのは現在の「萌え」ブームを予見してのものだったのか?
んなわけないか。

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2007年1月16日 (火)

ブランドが約束を果たせないと...

不二屋の製造管理問題がニュースになっています。

かつて、超優良ブランドであった雪印が一瞬にして崩壊したように、100年近い歴史を持つブランド不二屋の社会的信頼も果敢なく崩れ去りました。

よく言われるように、ブランドとは「約束」です。
その「約束」の一番大事なところを果たせない場合は、ブランドには成り得ません。


なぜこのような事件が起るのでしょうか?


恐らく、ささいな「ゆるみ」が結果としてこうなっているのでしょう。

「基準に沿っていないが、まあ、このくらいことはいいか」
というようなゆるみを一旦許すと,なし崩し的にどんどんとゆるみ出すのです。
*荒れた学校で、割れた窓ガラスが1枚でもあると、他のガラスもどんどん割られるという、窓ガラスの理論という奴です。

特に、日本人は、様々な基準が自分自身ではなく、他人にある人が多い、という特徴があります。
誰かがゆるんだことをすると、「ああ、そんなに厳しくなくてもいいものなんだ」と安心してゆるみ出す人が沢山出てきます。

また、日本は「恥」の文化にありながら、その反動なのか、人から見えないところでは「恥知らず」の行為を平気でする傾向もあります。

社会的に重要な立場にある企業は、消費者から見えないところでしっかり約束を果たしてこそ信頼されるブランドになるのです。

不二屋がこの事件前の信頼とブランド価値を取り戻すには、今後とてつもない投資と時間が必要になってきます(期限切れの素材を使うことでセーブできた材料代とはおよそ比較できないほどの)。

本質的な倫理観を持つ事が如何に大切かがよく実感できる事件です。


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2007年1月14日 (日)

肩書きについて

よく誰々のダンナというような言い方をしますよね。

「えー、2人組のコメディアンの片割れで、そうそう、田中美佐子のダンナの...ほらほら」
「あー、あれあれ、顔はわかるけど、名前はわからん!」

最近で言えば、
「そう、う〜んと、紀香のダンナになる奴、陣内孝則ちゃうわ、えー、なんとか則???」


こんな感じで、有名人も○○○の△△△って言われかたをしているうちは、まだブランドとしての認知が行き渡っていないということです。

レッドソックスに入団した岡島には、「元巨人にいて、日本ハムで頑張った」って言い方がまだ、必要かも知れませんが、イチローには、わざわざマリナーズの、って言い方は必要ないでしょう。

また、ゴシップ記事に報道される時、嵐の何人かなら、「嵐の」という肩書きが必要ですが、スマップのメンバーには、「スマップの」という肩書きは必要ありません。

会社人で言えば、ノーベル化学賞の田中さんには「島津製作所の」って肩書きは必要ありませんよね。

会社人で、外部に対して、会社の肩書きが必要のない人は、かなりのレアケースだと思いますが、こうゆうテストはどうでしょう?

あなたは会社内の人達に
a. 自分の名前だけでほとんどの人に認識してもらえる
b. ○○部の△△という言われ方で呼ばれる
c. 同じ部署以外の人間にはあまり認識されていない

個人として、ポジティブなイメージで、aのレベルのブランディングが会社内で確立していれば、ちょっといけてますよね。


肩書きなしで社会的に通用する立場(ブランド)に早くなりたいものです。
陣内君も頑張って!

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2007年1月 9日 (火)

ワイン型牛乳型その4:ジーンズのビンテージ性について 続き

前回の続きとして、ジーンズにとっての「味わいの深さ」について

ジーンズが表現するもの、それは、以下の後者にあたるものなどです。
形式的 vs. 自由
成熟さ vs. 若さ
上品さ vs. 気取らなさ
繊細さ vs. タフさ
体制 vs. 既存体制に対する反抗
一定の価値観 vs. ありのままに受け取る価値観
などなど

つまり、ジーンズが表現するのは、「仮面(建前)」の部分ではなく、自分自身の「ありのまま(本音)」の部分なのです。

ですから、ジーンズをはくと、一種の開放感があったり、素の自分に戻れるような感覚があったりします。

本音の感覚や、素の自分の感覚の中では、自分を繕う事はせず、素直に自分を表現します。
ですから、ジーンズにおいての「破れ」や「ほつれ」や「色落ち」などは、自分が生きてきた証のごとく捕らえ、そこに価値を見いだします。

一方、スーツなどにおいては、「破れ」や「ほつれ」や「色落ち」を他人の目に触れてはいけないものとして捕らえます。


このようなことから、今日のポイントは、次の一言につきます.....

そう、スーツなどにとっての傷跡(破れ、ほつれ、色落ちなど)は「汚点」であるのに対し、ジーンズにとって傷跡は「勲章」なのです。


そして、それら傷跡は、タフさの象徴でもあり、個人の生き様やライフスタイルを表しているのです。

これら傷跡が「味わいの深さ」となり、重ねるほどに価値が増していくのです(ビンテージ性がある)。
*デニムの機能的特性である、「耐久性」がこれらの価値を実現する前提条件であるということを付け加えておきます。

数十年前は、リンスやリジッド(洗いをかけていない いわゆる「生」ジーンズ)ばかりでしたが、このあたりの価値を捕らえたマーケティングにより、昨今では、始めから「破れ」や「ほつれ」や「色落ち」を加工したデザインが主流になっています。

これらの「味わいの深さ」をリジッドジーンズの段階から、根気よく自分で育てることはとても大変なので、その「育て賃」にファンは高いお金を払うという言い方もできるのです。

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2007年1月 8日 (月)

ワイン型牛乳型 その3:ジーンズのビンテージ性について

以前、ワイン型牛乳型その2というタイトルのブログで、ジーンズのビンテージ性について書きました。

Levi_sub4通常、アパレルというのは、トレンドの変遷も早く、たった数ヶ月前の商品がマークダウン(値下げ)で売られたり、セールに出たりします。ですから、いわゆる中古衣料などは、一部を除いて取引価値を持たないケースがほとんどです。

そんな中で、中古になるほど取引価値が上昇する場合がある(ビンテージとしての価値があるということ)、レアなカテゴリィがジーンズです。
上記のように、これはアパレルではとても稀な例です。

例えば、アメリカのネバダで発見された、現存する最古のジーンズは、なんと600万円ほどの値がつきました。発見した人がその価値に気が付かなければ、ただの汚い古いジーンズとしてそのままゴミ箱に直行していたことでしょう。
*1880年に製造されたリーバイス社製のこのジーンズは、eベイの競売で、リーバイス社が一般の入札者と競った末、落札しました。その限定レプリカ(通称ネバダジーンズ)は、全世界501本限定で売り出され、7万円以上の価格にも関わらず、即完売。その後、ネット上で数十万円にて取引されています。


では、ビンテージ性とは何か?


ビンテージというのは、ワインや車にあるように、年数を経たり、使い込まれるにつれ、より価値を持つ構造になければなりません。
この価値とは、「味わいの深さ」です。

ワインの場合は、若いワインでは待ち得ない食感的な味わいの深さ
車では、車が機能的で便利に進化していくにつれ、逆に退化していく、感性的な味わいの深さ
などです。

もちろん、全てのワイン、全ての車がビンテージになることができるわけではありません。

●「味わいの深さ」を発生させるDNAがしっかりと注ぎ込まれている事(P/Lを中心に開発されたような最近の商品には、このようなDNAがない確率が高い.....ですから、古き良き時代に創られたものはより感性的な味わい価値が高いんでしょうね)
●「味わいの深さ」を醸成する環境が整っている事(例えば、ジーンズの保管状態が悪く、いわゆる「日焼け」などを起こしてしまっていては、いくら良いDNAを持ったジーンズでも高い取引価値はありません)

ビンテージとなるためには、以上の2点がとても重要です。この2点をクリアすることが、とても難しいからこそ、ビンテージとしての「希少性」があるのです。

では、ジーンズにとっての「味わいの深さ」とは何か?

それについては、次回もう少し掘り下げていこうと思います。

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2007年1月 7日 (日)

オリジナルであること

デパーテッドという映画をみました。

レオナルド・デュカプリオとマット・デーモンが主演。デュカプリオが警察の潜入捜査員としてマフィア組織に潜入する役、デーモンが警察組織に入り込むマフィアという役をこなしています。

この映画はオリジナルではなく、アンディ・ラウとトニー・レオンが主演した香港映画、インターナル・アフェアのハリウッドリメイク版です。

良い映画は、良い脚本があってのもの。
ここ数年ハリウッドも脚本という点では苦労しているとみえて、○○○2などの、成功した映画の続編が目立ちます。

更には、このデパーテッド、リング、シャル・ウィー・ダンスのような、アジア映画などのリメイクが目白押しです。

日本映画も黒澤や、芸者、忍者、アニメだけではないぞ、ってな感じで、しっかりとその進化をアピールできてきているのではないでしょうか。

ハリウッド版シャル・ウィー・ダンスをみた時、役所広司がリチャード・ギアより上手い俳優に感じられたり、ハリウッド版自体がチープに感じられたりしましたが、今回のデパーテッドに関しても、アンディとトニーの方がデュカプリオやデーモンより格上の俳優であるかのように思えました。
*それにしても、ジャック・ニコルソンの演技は「凄い」の一言でしたが。

やはり、映画もブランドもオリジナルであることがとても重要なんですね。

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2006年12月31日 (日)

ラグジュアリーホテル戦争

今年も大晦日になりました。
来年も一日一日を大事に、研鑽を積んでいきたいと思います。

では、今年最後のブログを。

Index_mainphotothumb
東京では、ラグジュアリーホテル戦争が始まっています。
パークハイアット、フォーシーズンズ、ウェスティンといった新御三家に加え、
アジアの超高級ホテル、マンダリンが日本橋に、ヒルトングループがコンラッドを汐留に始動。

来年には、最高峰中の最高峰と言われるリッツカールトンがついに東京に進出、イタリアンルネッサンス様式を採用したラグジュアリーな雰囲気を演出するペニンシュラが日比谷にて営業を開始します。

これらのホテルは、平均50平米を越える広い客室面積、そしていずれ劣らぬ豪華な内装と、質の高い料飲を誇っています。

では、この戦争を勝ち抜くための鍵は何か?


やはり、レジェンダリーサービス(伝説のサービス)をいかに実現できるか、ということではないでしょうか?

このレベルになると、サービスマニュアルの精密化やそのマニュアルを確実に実行するといったことは、ほとんどのホテルがクリアしているでしょう(上記の内、一部のホテルではクリアできていないという"うわさ"はありますが)。

となると、バトラーが見せるような極上のホスピタリティを、ITシステムのバックアップのもといかに実現していくか、そしてそれをいかにPRとして、多くの人に知らしめ、伝説化していくかがポイントです。

外資系のこれらのホテルが、彼ら流の極上のサービスと「日本伝統」のサービスといかに融合させ、レジェンダリーサービスを作り上げていけるか、この点は特に日本でのブランディングの鍵でしょう。

一泊5万円以上という値段は、かなり厳しいですが、敢えてどこに泊まりたいか問われれば、
やはり、リッツのサービスへの期待値が一番高いんじゃないでしょうか。

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2006年12月25日 (月)

携帯電話について

知り合い達によると、先日のブログで書いた、「私が連絡をいただいた人」というのが坂井直樹さんであることがバレバレであったようでした。
*坂井さん、バラしてすいません。
言い忘れましたが、私は同じ車のオーナーです。
色は、美しいジェイドグリーンです。


坂井さんは、auの携帯デザインをかなりの数されています。
auのデザインが一味違う理由が判る気がします。

ところで、携帯の機種の回転早さはファッション並みですよね。
そのうち、SSコレクションとか、FWコレクションとかって感じになってきそうです。

携帯はデジタルコンバージョンにおいて、最も有力なギアなので、デザインも今後劇的に変わってくるのでしょう。

携帯は今や、自分のブランドアイデンティティを表現する重要な手段にもなっています。
*特に女子高生などが持っている携帯のデコレーションは、かなり詳細に彼女らの頭の中身を投影しています。


また、携帯と言えば、eメールの文化って凄いですよね。
カップルが手をつなぎながら、片方の手でお互いにメールを出しているなんてこともあるそうです。

個人的には、正面切って自分自身をさらけ出さないコミュニケーションをせず、顔が見えにくいコミュニケーション一辺倒という流れに違和感をいだきます。

eメールにしても、一通一通の重みがあるものの方が、もっと素敵ですよね。
結婚電報や昔風のラブレターなんて、思いを丁寧に言葉に織り込み、送る方も受け取る方も、とても濃いエモーションの動きがあります。

ですから、eメールのデザインに、このような濃いコミュニケーションにできるような工夫があると面白いのではないでしょうか。

もらった手紙をいつまでも大切にとっておくように、思い出のeメールを大切にとっておくことを演出するような機能や、eメールのデザインバックグラウンドが電報風であったり、コミュニケーションの量より「思い」を高める動きがもっとあってもいいような気がします。

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隙をつくること

ディープインパクトのラストラン、有馬記念を観に中山競馬場に行ってきました。
Deep01
とにかく強かったですね。
史上最強と言っても過言ではないでしょう。


でも、私の中ではこの馬が一番ではないのです。
同じような感じを持たれている方は結構いるのではないでしょうか?

なぜか?

隙がなさすぎてドラマ性に欠けるからなのです。
そういった点では、皇帝と言われた最強馬シンボリルドルフと似たところがあります。

例えば、かつての名馬トウカイテイオーには挫折があり、それから有馬での奇跡の復帰がありました。
三冠馬ナリタブライアンには、ちょっと気が小さいという弱点をシャドーロールによって克服したという物語がありました。

ブランド化の過程において、このような人間くささ(ディープインパクトなら馬くささ)を受け手が感じることにより、「親近感」がぐっと増し、強いロイヤルティが形成される、というのは重要です。

英語で、Down to earthと言いますが、こういったパーソナリティを上手く取り入れていくことは、ブランディングの効果的なテクニックです。

*Down to earthな人:明け透けで、気取りのない人  例えば、怖そうなイメージがあった人が、話してみると以外に気さくで付き合いやすいという印象があると、その人のことをぐっと好きになったりします。

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2006年12月23日 (土)

ワイン型 牛乳型 その2

しばらくサボってました。
本日、このブログを通じてある方から思いがけない連絡をいただいて、「発信する事の大切さ」を感じました。


前回の続きで、ワイン型牛乳型について

ワインと牛乳の大きな違いは、ビンテージということです。
30年前のワインは美味しく飲めても、30日前の牛乳を飲んだら、トイレとお友達になります。

ブドウの穫れた年の評価もありますが、年数が経過するにしたがい価値が上がるというのがワインの特徴です。
同じように年数が経過するにしたがい価値が上がるものは、間違いなくワイン型に入るでしょう。

ジーンズなどは、その典型的なものです。
しかし、トレンドを重視するファッション一般については、年数の経過とともに劇的にその再販価値は落ちます。
例えば、5年前50万円だったプラダのコートは、今ではただ同然です。
*ジーンズの価値の不思議については、またあらためて書こうと思います。

ワイン型の中でもこのジーンズの様なカテゴリィに属するものは、投機の対象として考えられるものです。しっかりと管理すれば、数年後購入価格の数倍の価値を生む可能性があります。


同じ種類のものでも、欧州では、年数の経過とともに価値を増す場合があり、日本では年数の経過とともに確実に価値を落とすものがあります。


それは、建物です。


欧州では土地だけでなく、建物も投機の対象となるケースが多くあります。
その要因は、まず「年月を重ねたものに対する価値観」の違いです。

欧州では、新しいもの=「進化したもの」という考え方を取りません。
というよりも、最近の日本人がこの方程式を盲目的に信じる傾向があると言った方が的確かも知れません。

また、欧州では、ものを長く大切に使おうとします。
大切にすることによって、ものに自分を投影しようとする感じがあります。

ですから、人に大切に扱われたものにも価値を感じます。

加えて、建物については、石やレンガなどの長持ちする素材を使って造ることができるという、物理的な条件や、新しい建物を建てることへの法的な制限なども加わって、建物にも「ビンテージ」というものが生まれるのです。
*ちなみに、イタリアでは、新しい建物を建てることに対しての法的な制限があまりにもキツいため、建築士の仕事が少なく、インダストリアルデザイナーや、ファッションデザイナーに転職するといったケースが多くあるそうです。このことが、イタリアのデザイン力を支えている可能性もありますね。


こう見てくると、欧州と日本の文化度の違いってものに突き当たるような気がしてきます。
本当に価値のあるブランドを創るためには、文化というものへの理解の習熟度を深める必要があるんですね。

ものを大切にする
創った人への敬意の念を持ってものに接する
本質を見抜く慧力を磨く

根底に持つ力として日本人はこういったことについて、欧州にも負けない伝統があると思います。
ただ、ここ数十年それをしっかり伝える教育がなされていないのではないのでしょうか?

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2006年12月 2日 (土)

ワイン型 牛乳型

昨日の深夜番組で、あるものが「ワイン型」であるか、「牛乳型」であるか、ということをやっていました。

コンセプトメーカーの「はしり」の様な存在である坂井直樹の視点です。

「ワイン型」は、すごく廉価なものから超高級なものまであるカテゴリー
例えば、ワイン、腕時計、車、指輪など。

「牛乳型」は、あまり価格に大きな幅のないカテゴリー
例えば、牛乳、ティッシュペーパー、洗剤、セロテープなど。

「牛乳型」とは、いわゆる「高級」という言葉があまり使われないもの。
*高級牛乳、高級ティッシュペーパーとはあまり言わない。

でも、微妙な違いで、6個入りで500円くらいする高級たまごは存在します。
では、たまごは「ワイン型」なのでしょか?とすると、牛乳との違いはなんなんでしょう?

高級たまごは、栄養価が高く、ミネラルやビタミンを多く含んでいて、体に良さそうな気がします。
高級たまごが売れるということは、それらに対して人は倍以上のお金を払うということです。

しかし、これは多分に「気分」の違いによるところが大きいですよね。
この気分の違いにお金を払うということは、ブランドの中心的な価値なのです。
つまり、「いい気分」を得る前提として多少の機能の違いを求めるのです。

たまごが「ワイン型」になることができて、牛乳が「ワイン型」になれない理由は見当たりません。
同じように、今、世間的に「牛乳型」と思われる商品であったとしても、それを「ワイン型」に昇格させることは可能なのです。

言ってみれば、ビールなんかも未だに「ワイン型」の領域に入っていないと思います。
それは、日本では長い歴史に渡って、ピルスナータイプのビールだけが飲まれ続けていることも影響しているのかもしれません。
*ビールには、エール、ウ゛ァイツェン、スタウトなど多くの種類がありますが、日本ではあまり普及していません。

「長い時間を使って熟成した超高級素材を使って、スコットランドのある洞窟でしか生産できない超限定ビール。エリザベス女王やショーン・コネリーなどが愛飲している。550ccで1万2千円」
なんて感じのビールの紹介が続出してくれば、200−300円位の値幅しかないビール業界でも、大手メーカーから千円のビールが出てきたりするかも知れません。


このように、「牛乳型」の商品では、ブランド化が思うように進められていないケースが多いのです。

これらの商品は、日常的に大量消費をするものが多いので、ブランド化のキーポイントとしては、ハーゲンダッツが成功したように、「潜在ターゲット」を如何に見つけるか、「特別な使用場面」を如何に想定するか、ということではないかと思います。

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2006年11月29日 (水)

サッカー界のブランド力No.1

野球界では、井川のポスティングにヤンキースが30億円のお金を払うそうで、へぇー、と思ってしまいました。

22484391一方、サッカー界のブランド力No.1はマンUからバルセロナに交代したそうです。

ブランド力を測る基準は多様ですが、今回はどうやら「どれ位金を稼げるか」が大きな基準になっているようです。

スポンサー契約の契約金や、集客力、ライセンスグッズの販売力などが、このブランド力の算定基準の大きなところなのではないでしょうか?

これらの源泉は
勝てるチーム
魅せる選手と魅せるチーム
など、チーム自体の力が大きいのは言うまでもありませんが、
こと集客力という点では、観客の観戦体験やシーズンチケットの販売方法など、球団のマーケティング力やオペレーション力などが下支えをしています。

総合力としてのブランド力は、バルセ、レアルマドリッド、マンU、ミランなどが抜き出ているのでしょうが、欧州のサッカーは地元密着型で成り立っているので、個々のファンのロイヤルティの深さは地方のチームのそれがこれらの大物チームに優っている場合もあるのでしょう。

昔、プレミアの試合を見に行ったとき、ハーフタイムに、あちこちでファン同士の小競り合いが起こってました。
実際、私の右斜め後方から、私を通り越えて、前の観客に向かってパンチが飛んできたこともあったりして、相当ヤバかったです。

これが本場のフットボールだあ、って感じでしたね。


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2006年11月25日 (土)

コラボレーション

ここ数年「コラボレーション」って言葉をあちこちで聞きますね。

プログレッシブ英和辞典によると
Collaboration: 共同、協力、合作、(敵国などへの)協力
となっていて、
ちょっと面白いのは、4つめで、
collaborationistというのは、「敵国への協力者」という意味だそうです。
*うーん、24のニナ・マイヤーズの世界。

。。。。。
ちょっとズレたので、戻します。
20060527_168817ブランディングにおいて、コラボレーションは頻繁に行われます。
ナイキとアップルなんかは、最近の最もクールなコラボレーションの一つでしょう。


クリエーターどうしのコラボレーションは、本人達のノリが発端になりますが、企業としてのコラボレーションの目的は、話題づくりにあります。

他のブランドとコラボすることによって、そのブランドの新たな可能性を消費者に示し、期待を高めることを目的とします。

ブランドの連想を広げるのです。
これは、知名度や品質に対する信頼度などが、もう既にかなりの高いレベルにきているブランドにとって有効なブランディング活動です。


気をつけなければいけないのは、コラボレーションをすると、相手のマイナスのイメージまでも負う可能性があるということです。

例えば、村上隆が世間から「マンガ家」というイメージを持たれていたなら、ルイ・ヴィトンの伝統的なイメージをマイナスの方向に破壊します。
しかし、村上隆は「マンガ家」ではなく、世界レベルのアーティストと認識されているからこそ、あのマンガ的な斬新なタッチが、伝統的なヴィトンの重いイメージを軽やかに創造的破壊へと昇華させたのでしょう。


昨日のニュースで、中田英寿がムエタイに挑戦するらしいですが、いっそのこと、新庄とのコラボレーションプロジェクトを立ち上げたらどうですかね。

ファッションに対して興味が深いことも共通していますし、
明るいのと仏頂面の対照的なキャラのコンビネーションも面白いと思います。

日本ハムとベルマーレの襟付きのユニフォームを同時プロデュース、なんてのもやって欲しいなあ。

タカアンドトシに対抗して、ヒデアンドツヨシって漫才するってのもありかな。
ボケとツッコミの関係はしっかりできています。

ちょっと脱線したんで、この辺で。


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2006年11月24日 (金)

熱中させる要素

ブランドって、やっぱり熱中度が大切です。

いいブランドって熱中させる何かを持ってますよね。

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ちょっと前、友人がダイソンを買ったってはしゃいでいました。
*話題としては古いけど

この友人は掃除はおろか、家事なるものはほとんどしません。
その友人が「ダイソン」で掃除をすると凄い吸引力があって面白い、というんですね。
しかも、メチャメチャ興奮した感じで。


「掃除機が楽しい」って凄いことだと思いません?


結婚以来掃除などしたことがない私もかなり気になりました。

で、コジマに行ったら、掃除機コーナーの一番いい場所にありました。
で、掃除機が8万円です。

ひとり暮らしを始めた頃は、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジの3点セットを5万円位で買って使っていました。
かたや、掃除機一台が8万円!
しかも、バカ売れしているそうだ。

冷静になって話を聞いてみると、確かに吸引力が衰えない技術については革命的であるようでした。
一方、日本のメーカーもかなり高性能タイプのものを6、7万円で売っていたりする。

では、決定的な違いは何か?

一番最初に図抜けた技術革新を起こし、世の中に提案したこと:先駆者アドバンテージってやつですね
インテリアとしてもかなりおしゃれなデザイン:これなら物置にしまう必要がない
革新的な技術が目に見える事:吸引力が衰えない理由である渦巻き状の装置が、透明のカバーを使うことによって、外から見えて、ゴミがぐるぐる回っているのがわかる

実は3つ目が一番デカイのではないかと思います。

ゴミが猛烈な勢いでぐるぐる回っています。
これを見て、「うあー、メチャメチャ吸い込んでいる」と興奮させ、
何か遊園地にでも来ている気分が起こり、「楽しい」となるのです。

めんどくさくてやりたくない掃除が「楽しい」になるんですよ。
これはやはり革命的です。

どんなものでも技術革新とデザインとコンセプト、そして消費者の心を揺さぶる演出によって、ブランドになるんだなあ、と思った訳でした。

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2006年11月21日 (火)

自己ブランディング

今日は、「自己ブランディング強化のための英語力アップ」ということに触れます。

「自己ブランディング」ということがよく言われていますね。

自分をブランド化することです。
これは、自分の特徴を明確にし、強い印象を与えることができるものです。
そして、自分の価値アップにつながります。

まず、第一に自分の強みや興味が何なのか、明確にします。
そして、それを強化するための目標を設定し、一生懸命やる。

次のステップとしては、その本業を取り巻く事で強化すべきところを明確にし、その強化も図る。


私は、マーケティング・広告の世界でやってきましたが、
30歳を過ぎた時に、ずっと認識していた「英語力」という問題と対峙しました。
「マーケティングを取り巻く事で強化すべきところ」の第一番に挙げられるものです。

この世界でもやはり、英語力がなければ、「可能性が広がらない」のです。
逆に言えば、ここが強化できれば、ブランド化を更に推進できます。


英語力に関しては、あなたがどんな仕事をしていようと、重要な課題ではないでしょうか?


しかし、実体験のある方は多いと思いますが、30歳を過ぎて英語力を身に付けるのは大変です。
*もちろん、20代でも大変ですが。

大変なだけに、継続して学習するということをできている人は、ほんの一握りです。
この一握りの人が自己ブランディングを強化できるのです。

私の場合も、継続的な学習というもので英語力を身に付けることはできませんでした。
そんな経緯で、海外留学という荒技に出ました。

「半年以内に大学院の入学許可をもらう」という目標を持って、いきなりロンドンに旅立ってしまったのです。

結果的には、入学も卒業もできたのですが、その時の追い込まれた精神的なしんどさはハンパではありませんでした。
だから、この方法はお薦めしません。
*大学院は入ってからの方が数倍大変です。


私の経験から言うと、英語力アップの秘訣は「聴くこと」です。
とにかく、できれば四六時中聴きまくることです。

そして、聴いたことを瞬時に言葉にする訓練です。


自己ブランディングの英語という面を強化したい方は、是非やってみてください。


私は、英語でビジネスを進めることができるようになりましたが、
依然、自分以外がネイティブというような会議では、かなり苦しみます。
だから、日々の研鑽はし続けています。

短期集中型で英語力をアップしたいという人は、次の教材をお薦めします。
これらは実体験的なポイントの視点がいいですね。
こういった一般人が持っている貴重なノウハウを知る事ができるというのは、ネット社会の利点ですね。
ただ、商材買って適当にやるだけじゃ、決して上達しません。
毎日しっかり向き合いましょう。


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2006年11月14日 (火)

メタファーによるブランディング

先日、思ったのですが、新庄の抜けたファイターズって随分地味なチームですね。
来年はユニフォームを迷彩色にしてしまうってのはどうでしょうか。


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えー、本題にいきます。
外国人のクリエイティブプランナーと仕事をしたことが何度もあるのですが、
彼らは判で押したように、メタファー(隠喩)というのが大好きです。

ある製品に天使の羽が生えていることで、その製品の軽さや薄さを表現するってのもメタファーです。

でも、どうやら日本人はこのメタファーにちょっと鈍感なようで、
メタファーを使った良い広告表現は、なかなかできません。
*提案されたクリエイティブ案で、私自身がピンとこなかったことも何度もあります。
私も鈍感だってことですね。

しかし、メタファーを上手に使うと知的でおしゃれなクリエイティブになるんですね。
何と言うか、とても哲学的で美しいやつに。
タグホイヤーのCMなんかは実に上手くメタファーを使います。
こんなのができると、最高のブランディング広告になります。

今回も最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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