2007年1月24日 (水)

自分ブランドのつくり方

最近、「自己ブランディング」という言葉をよく耳にします。

集団の中のワン・オブ・ゼムではなく、ユニークで特別な存在になりたい、という気持ちは誰しも共通するところではないでしょうか。

自己ブランディングにおいても、マーケティングの基本"ターゲティングとポジショニング"を考えることはとても重要です。

誰に対してメッセージを発するのか?
どのような差別化を持ってメッセージを発するのか?

差別化を考えるにおいては、自分の強みをどう表現するのか?
というポイントを熟考するのが肝腎です。

一見、弱みと思われるようなことを逆手に取って、差別化に変換するという手もあります。
例えば、「平面的で特徴のない顔」が弱みと思っていても、とても似合うメガネをかけることによって、「メガネの似合う奴」って差別化を生み出し、ブランディングすることが出来るかも知れません。


ビジネスにおいて、誰にでもできる効果的な差別化の一つをお伝えしましょう。


それは、朝早く出勤すること。

とてもシンプルです。

多くの人が10時に出勤するなら、9時前に
9時に出勤するなら、8時前に仕事を始めることです。

毎朝、早起きするのは大変ですよね。
だからこそ差別化になるのです。

まず、「自己管理ができる奴」という評価が生まれます。

早く出勤することは、意欲の現れであることから、「意欲と熱意の高い奴」という評価も生まれます。

そして、最大のメリットは、午前中の仕事は午後よりもはるかに効率がいい、ということです。

つまり、早く仕事を始める習慣がつくと、仕事の効率に他者と明確な差をつけることができているのを実感します。
毎日だから、やがては凄い差となって現れるのです。
*おのずと残業も減ります。

そして、「仕事の早い奴」、「仕事のデキル奴」という評価が生まれてくるのです。

あまり意味のない飲み会への出席は極力避けて、明日から、朝早く仕事を始めてみてください。
あなたの自己ブランディングがスタートしますよ。


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2007年1月20日 (土)

ブランドが約束を果たせないと...続き

不二屋のような事件をどうしたら防ぐことができるのでしょうか?

例えば、CSRという考え方がありますが、広報セクションがCSRを一生懸命やっていれば、大丈夫という考え方をトップが持っているとしたら、その会社は危険です。

このようなマインドセットを持っているトップ自体にも大いに問題があるということです。

倫理観のある文化を造り上げ、会社の使命と価値を社員全員に浸透すべく、自ら先頭に立って動くトップであることが(ロールモデルであり、リーダーであること)必要です。


日本の会社で、経営理念が社員にしっかり浸透している会社はどれ位あるでしょうか?
HONDAイズムのホンダや、改善を徹底追及するトヨタなど、優れた会社ではかなりのレベルで浸透しているのでしょう。

しかし、大抵の会社では、経営理念とは社長室の額縁に入っている創業者の理想論、って感じで一般社員は、「私には関係のないこと」というようなノリです。

このようなノリは、不二屋事件のようなことを生む温床になるのです。

不二屋事件のようなことを防ぎ、素晴らしいブランドであり続けるためには、社員全てがブランド自身を代表できる必要があるのです。

例えば、ディズニーでは、アルバイトと言えどもしっかりとディズニーブランドを代表できるように教育されます。ディズニーとしてのサービスに妥協は許されません。


では、優れた企業は、具体的にはどのようなことをしているのでしょうか?

まず必要なのは、
企業の使命を定める事:その企業が社会に対して貢献すべき事は何か?
企業のビジョンを定める事:その使命をもって、何を目指すのか?
企業が生み出すべき価値を定める事:その企業が顧客を始めとする関係者に提供すべき価値とは何か?
これらを、Mission, Vision & Valueといいます。
*大抵、valueの中に、Integrity(誠実)などの規定があり、不二屋事件を起こした原因となるような行為を認めないというような定めが表現されています。

でも、定めただけでは、社長室の額縁の中のものに過ぎません。
肝心なのは、それらを全社員に理解してもらい、同意してもらいながら、根気よく浸透させる事です。

人事部を中心として、このMission, Vision & Valueの浸透セッションをしっかりと行うことが大事なのです。
*私がかつて働いていた外資系アパレル企業では、1年に2回ほどこの浸透セッションがありました。セッションには、ほぼ半日を費やしていました。
社員の時間給の合計を考えると、会社として凄い額の投資をしていることになります。

そして何よりも肝心なのは、これらを人事部任せにするのではなく、トップ自らが音頭を取り、情熱とリーダーシップを持ってこの浸透を進めることです。

このようなことをしっかりやってはじめて、「全ての社員がブランドを代表する事ができる」というような理想の形に近づくことができます。

呆れた謝罪会見をする社長さん達を観ていると、これらことをちゃんとやっている社長が日本に何人いるのか、と思ってしまいます。

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2007年1月16日 (火)

ブランドが約束を果たせないと...

不二屋の製造管理問題がニュースになっています。

かつて、超優良ブランドであった雪印が一瞬にして崩壊したように、100年近い歴史を持つブランド不二屋の社会的信頼も果敢なく崩れ去りました。

よく言われるように、ブランドとは「約束」です。
その「約束」の一番大事なところを果たせない場合は、ブランドには成り得ません。


なぜこのような事件が起るのでしょうか?


恐らく、ささいな「ゆるみ」が結果としてこうなっているのでしょう。

「基準に沿っていないが、まあ、このくらいことはいいか」
というようなゆるみを一旦許すと,なし崩し的にどんどんとゆるみ出すのです。
*荒れた学校で、割れた窓ガラスが1枚でもあると、他のガラスもどんどん割られるという、窓ガラスの理論という奴です。

特に、日本人は、様々な基準が自分自身ではなく、他人にある人が多い、という特徴があります。
誰かがゆるんだことをすると、「ああ、そんなに厳しくなくてもいいものなんだ」と安心してゆるみ出す人が沢山出てきます。

また、日本は「恥」の文化にありながら、その反動なのか、人から見えないところでは「恥知らず」の行為を平気でする傾向もあります。

社会的に重要な立場にある企業は、消費者から見えないところでしっかり約束を果たしてこそ信頼されるブランドになるのです。

不二屋がこの事件前の信頼とブランド価値を取り戻すには、今後とてつもない投資と時間が必要になってきます(期限切れの素材を使うことでセーブできた材料代とはおよそ比較できないほどの)。

本質的な倫理観を持つ事が如何に大切かがよく実感できる事件です。


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2007年1月14日 (日)

肩書きについて

よく誰々のダンナというような言い方をしますよね。

「えー、2人組のコメディアンの片割れで、そうそう、田中美佐子のダンナの...ほらほら」
「あー、あれあれ、顔はわかるけど、名前はわからん!」

最近で言えば、
「そう、う〜んと、紀香のダンナになる奴、陣内孝則ちゃうわ、えー、なんとか則???」


こんな感じで、有名人も○○○の△△△って言われかたをしているうちは、まだブランドとしての認知が行き渡っていないということです。

レッドソックスに入団した岡島には、「元巨人にいて、日本ハムで頑張った」って言い方がまだ、必要かも知れませんが、イチローには、わざわざマリナーズの、って言い方は必要ないでしょう。

また、ゴシップ記事に報道される時、嵐の何人かなら、「嵐の」という肩書きが必要ですが、スマップのメンバーには、「スマップの」という肩書きは必要ありません。

会社人で言えば、ノーベル化学賞の田中さんには「島津製作所の」って肩書きは必要ありませんよね。

会社人で、外部に対して、会社の肩書きが必要のない人は、かなりのレアケースだと思いますが、こうゆうテストはどうでしょう?

あなたは会社内の人達に
a. 自分の名前だけでほとんどの人に認識してもらえる
b. ○○部の△△という言われ方で呼ばれる
c. 同じ部署以外の人間にはあまり認識されていない

個人として、ポジティブなイメージで、aのレベルのブランディングが会社内で確立していれば、ちょっといけてますよね。


肩書きなしで社会的に通用する立場(ブランド)に早くなりたいものです。
陣内君も頑張って!

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2006年12月31日 (日)

ラグジュアリーホテル戦争

今年も大晦日になりました。
来年も一日一日を大事に、研鑽を積んでいきたいと思います。

では、今年最後のブログを。

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東京では、ラグジュアリーホテル戦争が始まっています。
パークハイアット、フォーシーズンズ、ウェスティンといった新御三家に加え、
アジアの超高級ホテル、マンダリンが日本橋に、ヒルトングループがコンラッドを汐留に始動。

来年には、最高峰中の最高峰と言われるリッツカールトンがついに東京に進出、イタリアンルネッサンス様式を採用したラグジュアリーな雰囲気を演出するペニンシュラが日比谷にて営業を開始します。

これらのホテルは、平均50平米を越える広い客室面積、そしていずれ劣らぬ豪華な内装と、質の高い料飲を誇っています。

では、この戦争を勝ち抜くための鍵は何か?


やはり、レジェンダリーサービス(伝説のサービス)をいかに実現できるか、ということではないでしょうか?

このレベルになると、サービスマニュアルの精密化やそのマニュアルを確実に実行するといったことは、ほとんどのホテルがクリアしているでしょう(上記の内、一部のホテルではクリアできていないという"うわさ"はありますが)。

となると、バトラーが見せるような極上のホスピタリティを、ITシステムのバックアップのもといかに実現していくか、そしてそれをいかにPRとして、多くの人に知らしめ、伝説化していくかがポイントです。

外資系のこれらのホテルが、彼ら流の極上のサービスと「日本伝統」のサービスといかに融合させ、レジェンダリーサービスを作り上げていけるか、この点は特に日本でのブランディングの鍵でしょう。

一泊5万円以上という値段は、かなり厳しいですが、敢えてどこに泊まりたいか問われれば、
やはり、リッツのサービスへの期待値が一番高いんじゃないでしょうか。

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2006年12月25日 (月)

隙をつくること

ディープインパクトのラストラン、有馬記念を観に中山競馬場に行ってきました。
Deep01
とにかく強かったですね。
史上最強と言っても過言ではないでしょう。


でも、私の中ではこの馬が一番ではないのです。
同じような感じを持たれている方は結構いるのではないでしょうか?

なぜか?

隙がなさすぎてドラマ性に欠けるからなのです。
そういった点では、皇帝と言われた最強馬シンボリルドルフと似たところがあります。

例えば、かつての名馬トウカイテイオーには挫折があり、それから有馬での奇跡の復帰がありました。
三冠馬ナリタブライアンには、ちょっと気が小さいという弱点をシャドーロールによって克服したという物語がありました。

ブランド化の過程において、このような人間くささ(ディープインパクトなら馬くささ)を受け手が感じることにより、「親近感」がぐっと増し、強いロイヤルティが形成される、というのは重要です。

英語で、Down to earthと言いますが、こういったパーソナリティを上手く取り入れていくことは、ブランディングの効果的なテクニックです。

*Down to earthな人:明け透けで、気取りのない人  例えば、怖そうなイメージがあった人が、話してみると以外に気さくで付き合いやすいという印象があると、その人のことをぐっと好きになったりします。

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